【2026年最新】ハニツィオ島の行き方|パツクアロからの船・料金・混雑・死者の日の注意点

どうも、メキシコ駐在員のフアニートです。
しかしながら、初めて行くとなると、こんなお悩みをお持ちじゃないでしょうか?
このように考えている人は多いと思います。
この記事を読めば、次のことがわかります。
- ハニツィオ島の基本情報
- ハニツィオ島は『リメンバー・ミー』の舞台?
- ハニツィオ島の死者の夜とは
- ハニツィオ島への行き方(船・料金・所要時間)
- ハニツィオ島の見どころ
- 2026年の死者の日に行くときの注意点
ハニツィオ島(Janitzio)の基本情報

| 名称 | ハニツィオ島(Isla de Janitzio) ※「ハニツオ島」と表記されることもあります |
|---|---|
| 所在地 | メキシコ・ミチョアカン州パツクアロ市 パツクアロ湖(Lago de Pátzcuaro)に浮かぶ島 |
| 人口 | 約2,300人(2020年国勢調査) |
| 標高 | パツクアロ湖の湖面で約2,040m(島の頂上はさらに高い) |
| 名前の意味 | 「わずかな人の場所(Lugar de unos cuantos)」 |
| 住んでいる人 | 先住民族プレペチャ(Purépecha)の人たち |
| 有名なもの | モレロス像 蝶の網(Redes de mariposa)の漁 死者の夜(Noche de Muertos) |
| アクセス | パツクアロの桟橋から船で片道約25〜40分 |
ハニツィオ島は、ミチョアカン州のパツクアロ湖に浮かぶ島の中で、いちばん有名な島です。
パツクアロ湖は面積約260km²、標高約2,040mの高原の湖で、湖のまわりにはプレペチャの人たちが暮らす村が点在しています。
小さな島の斜面に家がびっしりと建ち並び、頂上には巨大なモレロス像がそびえています。
船から近づいていくと、その姿はまさに「メキシコのモン・サン・ミッシェル」。
島の中は細い坂道と階段ばかりなので、移動は基本的に歩きです。
州都モレリアからパツクアロまでは車で約1時間(約50km)。パツクアロの桟橋から船に乗って、島へ渡ります。
ハニツィオ島は『リメンバー・ミー』の舞台?

ハニツィオ島は「ディズニー・ピクサー映画『リメンバー・ミー(原題:Coco)』の舞台」と紹介されることがあります。
結論から言うと、映画の舞台そのものではなく「インスピレーション源のひとつ」です。
主人公ミゲルの町のモデルは「サンタ・フェ・デ・ラ・ラグーナ」
監督のリー・アンクリッチは、主人公ミゲルが暮らす町「サンタ・セシリア」の主なモデルが、同じパツクアロ湖の北岸にある村「サンタ・フェ・デ・ラ・ラグーナ(Santa Fe de la Laguna)」だと明かしています。
一方、カラフルな死者の国のほうは、地下トンネルのある多層の街グアナファトがモデルです。
ちなみに、「ママ・ココのモデル」として話題になったのも、サンタ・フェ・デ・ラ・ラグーナに住んでいた女性でした。ただし監督は、制作チームの誰も彼女に会っていないと否定しています。
ハニツィオ島は「魂が蝶になって湖を渡る」伝承の島

プレペチャには、亡くなった人の魂がモナルカ蝶(オオカバマダラ)になってパツクアロ湖を渡り、ハニツィオ島で安らぎを得る、という言い伝えがあります。
この伝承や死者の日の風景が映画の世界観と結び付けて語られ、ハニツィオ島はパツクアロやサンタ・フェ・デ・ラ・ラグーナと並んで「ココのルート」のひとつとして紹介されています。
ハニツィオ島の死者の夜(ノチェ・デ・ムエルトス)とは

ハニツィオ島が死者の日にこれほど有名なのは、島の人たちが夜通し故人を迎える「死者の夜(ノチェ・デ・ムエルトス)」があるからです。プレペチャの言葉では「アニメチャ・ケジツィタクア(Animecha Kejtzitakua)」と呼ばれます。
11/1の夕方から11/2の夜明けまで続く祈り

11月1日は、亡くなった子ども(アンヘリートス)を偲ぶ日。大人の魂を迎える大きな祈りは、11/1の夕暮れから11/2の夜明けまで続きます。
家族はお墓のそばに座って夜を明かし、ろうそくを灯し続けながら、祈ったり、静かに語り合ったりして過ごします。
ステージや開始時間があるお祭りではなく、家族の大切な儀式です。
お墓を飾るマリーゴールド・パン・ろうそく

お墓は、マリーゴールド(センパスチル)の花のアーチや刺繍のテーブルクロス、パンや果物などのお供え物で飾られます。
夜明け前には、教会の鐘の音と祈りの声が島に響きます。
死者の日はユネスコの無形文化遺産

メキシコの先住民の死者の日の祭礼は、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
ただし登録はメキシコ全国の先住民の祭礼としてのもので、ハニツィオ島だけが対象というわけではありません。
ハニツィオ島への行き方

ハニツィオ島へは、パツクアロの桟橋から出る船で行くのが一般的です。
- パツクアロの桟橋へ(モレリアから車で約1時間、バスなら約45分)
- 桟橋の切符売り場で、往復の船のチケットを買う
- 船に乗って、片道約25〜40分でハニツィオ島へ
モレリアからパツクアロへの行き方
| 車 | モレリア〜パツクアロの高速で約1時間 今回は自家用車で行きました |
|---|---|
| バス | モレリアのバスターミナルからパツクアロまで約45分 パツクアロのバスターミナル前から「Muelle General」や「Janitzio」と書かれたコンビ(乗合バン)で桟橋へ |
| ツアー | モレリア発のツアーもあり(例:1人900ペソ前後〜) ※船代や入場料は別料金のことが多い |
死者の日の期間は、モレリア〜パツクアロの道路で交通整理や車両のチェックが行われ、道も混み合います。時間に余裕を持って出発しましょう。
パツクアロの桟橋と駐車場
ハニツィオ島行きの船は、パツクアロにある次の3つの桟橋から出ています。
- Muelle General(ムエジェ・ヘネラル):メインの桟橋
- Muelle San Pedrito(サン・ペドリート)
- Muelle Las Garzas(ラス・ガルサス)
今回はメインのムエジェ・ヘネラルを利用しました。駐車場は1台100ペソでした(2026年11月1日時点)。
サン・ペドリートはムエジェ・ヘネラルと同じくらいの料金で、乗船の列が短めと言われています。2026年8月からは電動の船も導入されました。

死者の日の時期は、桟橋の入口もマリーゴールドのアーチで飾られていました。
案内の看板はスペイン語・英語・中国語の3か国語で、日本語はありませんでした。

船のチケットの買い方と料金

チケットは、桟橋の公式の切符売り場(TAQUILLAS)で買います。
混んでいる日は「切符を買う列」と「船に乗る列(Embarque)」の2つの列ができるので、まずは切符の列に並びましょう。
料金は往復100ペソでした(2026年11月1日時点)。往復券は帰りの船でも使うので、なくさないように持っておきましょう。
※チケットは公式の切符売り場で買い、非公式の売り子からは買わないようにしましょう。
- 船:往復100ペソ(切符売り場で購入)
- 駐車場:1台100ペソ(ムエジェ・ヘネラル)
- モレロス像の入場:10ペソ
船の所要時間と船からの景色

船は屋根付きの細長い乗合船で、天井には救命胴衣がずらりと並んでいます。
所要時間は一般的には片道約25分と言われていますが、今回は約40分かかりました。口コミでも「40分ほどかかった」という声があり、出発までの待ち時間や、運河を抜ける時間で前後します。
船の運転手さんがハニツィオ島出身らしく、歴史などを熱弁しておりました。
桟橋を出ると、まずは葦が茂る運河を抜けて湖へ。しばらくすると、正面にハニツィオ島が見えてきます。
2026年10月には、州が桟橋から島までの運河の水草を取り除く作業を行い、船が通りやすいように整備していました。
途中では、ハニツィオ名物の「蝶の網(redes de mariposa)」を使った漁も見られました。蝶の羽のような形の網を使う伝統的な漁で、今は主に観光客向けの実演として行われています。

ハニツィオ島の見どころ

島に着いたのは11時ごろ。港から頂上のモレロス像を目指して、坂道を登りながら見て回りました。
- 11:00ごろ 島に到着、港の祭壇を見る
- 屋台をのぞきながら坂道を登る
- 頂上のモレロス像に登る
- 展望デッキから墓地を見学
- 頂上近くの食堂でランチ
- 坂を下りて、船でパツクアロへ
港の祭壇とバスケットコートの巨大タペテ
死者の日の時期の島は、あちこちが祭壇で飾られています。
2026年はミチョアカン州観光局の発表で、回廊の巨大祭壇、蝶の網の漁師(マリポセロス)のお出迎え、バスケットコートの祭壇、モレロス像前の広場での文化イベントが用意されていました。

果物やパンを吊るしたマリーゴールドの十字架のアーチは、この地方ならではの飾りです。

特に見ごたえがあったのが、バスケットコートの床いっぱいに描かれたタペテ(色砂と花で描く絵)です。
- 左:リボン付きの帽子と老人の仮面(プレペチャの伝統舞踊「ビエヒートス(老人たちの踊り)」の衣装)
- 右:白い魚を抱えた漁師
- 中央:マリーゴールドで描かれたハニツィオ島
天井からは漁網が吊るされていて、湖とともに暮らす島らしい祭壇でした。
屋台グルメ(チャラレス・魚のフライ)
坂道の両側には、お土産屋さんと屋台がずらりと並びます。

名物は、パツクアロ湖名物の小魚チャラレス(charales)の素揚げ。大きな鉄鍋で魚を丸ごと揚げている屋台もありました。

パツクアロ湖の名物として知られる白身魚「ペスカド・ブランコ(pescado blanco)」は、数が減っていて州が保護に取り組んでいる魚です。屋台の揚げ魚が何の魚かは、注文前に聞いてみると安心です。
路地にはカトリーナメイクの屋台もありました。
頂上までの坂道はハード

港から頂上までは、石畳の坂道と階段がずっと続きます。
パツクアロ湖の湖面ですでに標高約2,040m。少し登るだけで息が上がるので、休みながらゆっくり登りましょう。
小さな子ども連れなら、ベビーカーより抱っこ紐がおすすめです。
モレロス像の中に入る(入場10ペソ)

島の頂上に立つのが、メキシコ独立の英雄ホセ・マリア・モレロスの巨大な像です。
| 名称 | モレロス像(Monumento a José María Morelos) |
|---|---|
| 高さ | 47.75m |
| お披露目 | 1936年(ラサロ・カルデナス大統領の時代) |
| 見どころ | ラモン・アルバ・デ・ラ・カナルによる56枚の壁画 掲げた拳の部分の展望台 |
| 入場料 | 10ペソ(2026年11月1日時点) |
ちなみにモレロスは、州都モレリア(旧名バヤドリード)の出身。モレリアという街の名前も、1828年にモレロスにちなんで付けられました。
中に入ると、モレロスの生涯を描いた壁画を見ながら、らせん階段で上へ。約150段を登りきると、掲げた拳の部分が展望台になっていて、パツクアロ湖を見渡せます。

※分かれ道に「文化イベント(50ペソ)」と「モニュメント(10ペソ)」の看板があります。像に入るだけなら10ペソの券でOKです(詳しくは後半で解説します)。
「JANITZIO」のモニュメントと旧50ペソ札の小ネタ
像の前には「JANITZIO」の大きな文字のモニュメントがあります。文字の中には、カルデナス元大統領やモレロス、死者の夜、島が舞台の映画『マクロビア』(1948年、主演マリア・フェリクス)など、島ゆかりの人や出来事が描かれています。
足元の銅板の本には、モレロスが1813年に発表した『国民の感情(Sentimientos de la Nación)』の第1項、「アメリカ(メキシコ)はスペインからも、ほかのどの国からも自由で独立している」という一文が刻まれていました。
さらに小ネタをひとつ。回収が進んでいる旧50ペソ札は、表がモレロス、裏がパツクアロ湖の蝶の網の漁でした。ハニツィオ島は、お札の表と裏の両方を一日で見られる場所なんです。
頂上近くの食堂でランチ

お昼は頂上近くの食堂へ(たぶん「El Mirador」というお店です)。メニュー表はなく、ビステク(薄切りステーキ)にライス・フリホーレス・サラダが付いた定食で、1人100ペソくらいでした。

※メニュー表がないお店では、注文前に「¿Cuánto cuesta?(いくらですか?)」と値段を確認しておくと安心です。
お昼ご飯を食べ終わるころから、島はどんどん混み始めました。
坂の途中で見えた家の祭壇

帰りに坂を下りていると、開いた扉の奥に、遺影と民族衣装を着せた人形を飾った家の祭壇が見えました。
死者の日の祭壇は、家族が亡くなった人を迎えるための大切な場所です。のぞき込んだり勝手に撮影したりせず、外からそっと見るようにしましょう。
2026年の死者の日に行くときの注意点

墓地は改修工事で観光客は立入禁止

2026年の死者の日は、ハニツィオ島の墓地に観光客は入れませんでした。
8月に墓地の横で起きた土砂崩れの補修工事のためで、観光客が入れないのは「記憶にある限り初めて」と報じられています。島の家族は中に入って、例年どおり祈りを捧げることができます。
観光客は、墓地の上に設けられた高さ3m以上の展望デッキから見学します。工事が終われば、2027年には通常どおり入れる見込みです。
「文化イベント券(50ペソ)」と「モニュメント券(10ペソ)」の違い

頂上近くの分かれ道には、「Evento cultural(文化イベント)50ペソ」と「Monumento(モニュメント)10ペソ」の看板があります。
- 文化イベント券(50ペソ):10/31と11/1の2日間だけの、死者の日の特別プログラムの入場料。州観光局の発表では、モレロス像前の広場で大きな文化イベントが行われるとのことでした
- モニュメント券(10ペソ):モレロス像の中に入る入場料(普段からある料金)
今回は10ペソの券だけ買って、像の中に入りました。像に登るだけなら10ペソで十分です。

混雑を避けるなら午前中がおすすめ

今回は午前中に桟橋へ着き、待ち時間なしで船に乗れました。
ところが、お昼ご飯を食べたころから一気に混み始めました。11/1の夜から2日の未明にかけては、湖畔エリアに約30万人が訪れる見込みとも報じられています。
昼間の島歩きとモレロス像が目的なら、午前中に渡るのが正解です。
夜の祈りを見るなら
ハニツィオ島の死者の夜の祈りは、11/1の夕暮れから11/2の夜明けまで続きます。
この期間、船は夜通し運航するのが通例ですが、霧が濃いと安全のために止まることがあります。帰りの船の列も長くなるので、時間に余裕を持って行動しましょう。
夜は10℃前後まで冷え込み、湖の上はさらに寒く感じます。防寒着は必須です。
ハニツィオ島観光の持ち物と注意点

- 上着:朝晩と湖の上は冷える
- 現金(小額のペソ):船・駐車場・像の入場・屋台で使う
- 歩きやすい靴:坂道と階段が続く
- 水:標高が高く、登りで息が上がる
- 抱っこ紐:小さな子ども連れの場合
- 帽子・日焼け止め:高地は日差しが強い
死者の日のハニツィオ島では、マナーも押さえておきましょう。ミチョアカン州観光局も、次のように呼びかけています。
- 人や祭壇を撮る前には、ひと声かける
- お墓に入ったり、踏んだりしない
- 騒がない
- 通路や入口で立ち止まらない
外務省の危険レベルでは、パツクアロ市とその周辺はレベル1(十分注意してください)です。人混みではスリにも注意して、バッグは小さめに、貴重品は最小限にしておくと安心です。
ハニツィオ島とあわせて行きたい周辺スポット

パツクアロ湖のまわりには、死者の日に合わせて訪れたいスポットがほかにもあります。
- パツクアロのセントロ:バスコ・デ・キロガ広場では、死者の日の期間に州内の職人が集まる工芸市が開かれます(2026年は10/25〜11/3)
- ツィンツンツァン:プレペチャ王国の都だった町。丸みのある独特な形のピラミッドが並ぶ遺跡「ヤカタ」があります(毎日9:00〜18:00、入場210ペソ、メキシコ在住の外国人は105ペソ)
- サンタ・フェ・デ・ラ・ラグーナ:『リメンバー・ミー』の町のモデルになった、湖の北岸の村
- ウランデン:死者の日の時期に、カヌーとろうそくの夜の演出「魂の道(El camino de las ánimas)」が行われます(2026年は入場50ペソ)
今回の旅では、ハニツィオ島のあとにパツクアロのセントロ、翌日にツィンツンツァンを回りました。2泊3日のモデルコースは、こちらの記事で紹介しています。
(まとめ記事のURL)
ハニツィオ島のよくある質問

モレリアから日帰りできる?
できます。モレリアからパツクアロまでは車で約1時間なので、日帰りでも十分楽しめます。
ただし、死者の日の夜の祈りまで見るなら、パツクアロ周辺に泊まるのがおすすめです。夜は帰りの道が渋滞し、船の列も長くなります。
船は何時まで出ている?
普段の船は、9時ごろから18時ごろまでが目安です。死者の日の夜は夜通し運航するのが通例ですが、霧で止まることもあります。
子連れでも楽しめる?
楽しめます。今回も子ども6人と赤ちゃん1人を連れて行きました。
坂道と階段が多いので、小さな子どもは抱っこ紐で。上着と水を忘れずに持って、混雑する午後を避けるのがおすすめです。
2027年は墓地に入れる?
州観光局は、工事が終われば2027年には通常どおり入れる見込みとしています。行く前に最新情報を確認しましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
メキシコ・ミチョアカン州のハニツィオ島への行き方と見どころ、2026年の死者の日の注意点を紹介しました。
- パツクアロの桟橋から船で片道約25〜40分(往復100ペソ)
- 頂上のモレロス像は入場10ペソ。拳の展望台からの景色は必見
- 2026年は墓地に入れず、上の展望デッキから見学
- 混雑を避けるなら午前中に渡るのがおすすめ
みなさんの参考になれば、嬉しいです!
それでは。
Adiós











