オアハカの治安は本当に大丈夫?在住20年が教える注意点と防犯対策

メキシコを代表する観光地。オアハカ。

美しいコロニアル調の街並み。歴史ある手仕事。豊富な食材をつかい美食の地としても有名。歴史的価値のある遺跡や大自然など、一度は訪問して欲しい場所です。
今回は、オアハカの治安情報とメキシコの防犯対策の基本にも役立つ情報です。
オアハカ市内おススメ50選+オアハカ郊外おススメ50選を読み「オアハカに行こう!」と思っていらっしゃる方へ、さらにオアハカの治安について現地在住者の経験からお伝えします。
オアハカに住んで20年、オアハカは治安も良く住みやすい場所ではありますが。それでも現地で私が注意している点などまとめます。
オアハカ観光についての記事は以下も参考にしてください。
オアハカは本当に治安がいいのか?

メキシコの中でもダントツです。
危ない雰囲気もしない。
会う人は優しい人が多い
でも、忘れないで欲しいのは
ここは海外・メキシコです。
日本とはやはり違ってくるので、海外での基本の注意点などをまとめました。
オアハカで基本注意すること5点

1. 夜人気のない道は歩かない。
これは、私も海外生活で徹底していることの一つです。
観光の中心地である、サントドミンゴ教会からソカロまでは夜遅く23時頃まで人通りがあります。なので、この周辺に宿がある人なら人通りがまだあるうちなら暗くなっても徒歩で宿へ戻ることも問題ないと思います。
ただし一本道が違えば、人が歩いてない通りももちろん存在します。そんな時は、無理せずに明るい人通りのある道を利用するか、レストランやバーなどからはタクシーを利用してください。
オアハカは流しのタクシーを利用しても問題ないです。
心配な場合は、お店にお願いすればタクシーは呼んでもらえます。
オアハカはタクシー業界が強い地域です、そのためUberのサービスはないです。
また、DiDiアプリを使う人もたまにいますが。シェアライドはバイク二人乗りや、一般タクシーだった、サービス提供車両が極端に少ないなど。
あまり利用しやすい感じではないです。
流しのタクシーを捕まえた方が早いですし、料金もそんなにかわりません。
市内の移動なら現在は100ペソ前後です。(2026年6月現在)
夜、徒歩10分くらいだし、歩いていこうという気持ちもわかります。
ただ、その100ペソをケチって最悪、貴重品強奪や軽いけが、盗難届の手続き、カードの利用停止手続きなどなど、楽しい旅行が一気に悪夢になることも珍しくありません。
安全は金で買う。
これはメキシコでは当たり前のことです。なにかあった時の保険のひとつとして100ペソを掛け捨てできるのなら、ぐっと犯罪に遭う確率は減らせると感じます。
過去に実際に起こった事例
※海外安全情報からも確認できます。
夜中2時 バッグをもった邦人旅行者がナイフをもった強盗3人組に襲われた。夜中の人気のないセントロ(市内)で発生した事件です。
日曜の夜8時 昼は観光客でにぎわう水道橋跡のおしゃれな通り。メキシコ人男性が、写真撮影していたところ、2人乗りバイクがスマホを強奪しようとしていました。昼は、治安が良くても人気がないだけで状況が変わります。
死者の日の夜8時 これは、本当に不幸な話です。通常なら夜8時に治安が悪いと注意するような場所ではないです。邦人旅行者がナイフで刺されて重傷を負いました。
すべて、一人で夜の道を歩いていた時に発生しています。
また、運・不運も関係しているとは思いますが、一人で夜の人気のない道や場所を歩くのは、治安の良いオアハカでもおすすめしません。
現地のメキシコ人も一人で人気のない暗い道を歩く人は稀です。
2. 複数人に囲まれたらスリだと思え。

これは、人の多い場所で発生しやすいです。市場で、不自然に急に人混みが自分の近くに出来たらそれはスリの可能性が高いです。荷物をしっかり抱え込み早めにその場を逃げましょう。
また、市場近くの道を歩いていると、向かいから
母と娘(息子)
父と息子(娘)
祖父母と孫 などの2~3人の組み合わせで、
道をふさがれたり、狭くもない道なのに、不自然に「道をあけて」などと言いながら体を押し付けくる人たちがいたらスリです。
犯人は一人行動ではなく、大抵は数名一緒に行動しています。
荷物に注意して抱え込むように守ってください。
バッグをカッターやナイフで切り裂きそこから貴重品などを盗んでいきます。
この場合は、やばいと思ったら日本語でもいいので何かしら叫んでみてください。
「泥棒」「どいて」「やめて」など。
相手は気づかれたと思ったら、何事もなかったかのように過ぎ去ります。
また、バッグは必ずチャック付きのものを使ってください。
中身が丸見えなのに、スマホや貴重品を不用意に入れっぱなしだと、バッグに手をいれてスラれます。
そして、スリの場合。絶対に見るからに悪そうな人ではないです。
どこにでもいそうな、中高年女性や若者、一般市民、協力者には老人も含まれています。見かけで判断しない方がいいです。
自分の周辺に急に人が集まってきた、囲まれたと感じたら注意してください。
どこでも、起こり得ますが、特に市場、ティアンギス、市場周辺の道など特に注意してください。
荷物は必ず壁側に持って万が一のひったくりにも気を付けましょう。
私はスリに遭ったことは何度かありますが(未遂3件。スマホ盗まれた2件)ひったくりに遭ったことはありません。
たぶん、いつも荷物を壁側などに持つようにしているからかもしれません。
3. 知らない人と仲良くなってお酒を飲むのも注意
バーや街中。気軽に知らない人と酒を飲んだりするのも注意してください。
旅の楽しみのひとつだとは思いますが、酔わせて、身ぐるみはがれたバックパッカーもいます。
まずは、一緒に楽しく飲んで旅行者の心を開かせます、犯行はその後です。
お店で飲んでいたのにいきなり泥酔して有り金を盗まれた邦人もいます。薬が盛られたのではないか?と言っていました。
このあたり、知り合った人の見極めは難しいですが。地元の人が集まる酒場で楽しく飲みたい人は特に注意してください。
ちゃんとしたお店やレストランなどではほぼ起こりえないと思います。
4. セントロ・デ・アバストス(アバストス市場)はひったくりやスリに注意
最近は、ネットフリックスの「タコスのすべて」でおすすめのお店が紹介されるアバストス市場。それを食べたいと個人で訪問する人も増えています。
ここは、食材の仕入れや生活のための大きな市場ですが、地元の人でも貴重品は持っていかない場所です。
私も、過去に現地の女性のピアスやネックレスをひったくって逃げた現場を目撃したことがあります。中には、路上でも野菜売りのおばさんの財布をひったくる人もいます。
また、スマホの電波も入りにくい場所です。
入り組んだ、広い市場で迷子になり、地図確認をしている間にスマホをひったくられた人もいます。
とにかく訪問するのであれば、アバストス市場では貴重品はなるべく持たずに、3人以上で訪問するか現地の人に案内してもらうのが一番です。
どうしても、スマホを使いたい場合は、壁に向かい通路側に背を向けましょう。
それでも最悪、ひったくられるかもと、想定して行動してください。
そのくらい、スマホの使い方には注意して欲しいと思っています。
旅行慣れした人の中には、綺麗な市内より、こういう混沌とした場所の方が面白いという方もいます。が、そのような言葉にまどわされずに「ご自身の海外旅行経験値」と「旅のスタイル」を検討してからアバストス市場は訪問するかどうか決めて欲しい場所です。
5. タクシー乗車の際はまず料金を確認
オアハカのプライベートタクシーは流しに乗っても問題ないです。
ただし、料金メーターがないので、乗車前に行先と料金は必ず確認してください。
現在、市内だけの移動なら100ペソ前後です。(2026年6月現在)
市内から少し郊外だと120ペソ~空港までは250ペソ前後です。
また、黄色(ほぼこちらがメイン)や水色と白のツートン(たまに走っている)のタクシーがプライベートタクシーと呼ばれる日本のタクシーと同じ扱いのものです。
タクシー1台の料金なので、2人でいくらと請求されることはないです。
過去にそのようなぼったくりに遭った人もいたと聞きます。
逆に、エンジと白のツートンタクシーは市内から郊外へいく乗り合いタクシー(コレクティーボ)なので、一人いくらと乗車料金が決まっています。

こちらを利用した場合は、乗車人数×乗車料となります。
防犯面での服装と持ち物の管理について

服装
海外では目立たない服装がおすすめとよく見ますが、有名観光地でもあるオアハカでは、観光客が多い市内で目立った服装をしても特に犯罪に巻き込まれる感じはしないです。
好きな服装で問題ないと思います。
最近は、中国・韓国からの観光客の方も増え、特に韓国女子などシティガール的な流行りのスタイルの人も多いです。ただ、歩道は歩きにくいので、ヒールなどはおすすめしません。
足元の怪我を避けるためにも、スニーカー(または歩きやすい靴)が推奨です。
滞在中は、動きやすく快適。
昼と朝晩の温度差もあるので、重ね着できる服装がおすすめです。
犯罪に巻き込まれないという点では、服装より、
- 持ち物の管理
- 夜人気のない場所を一人で歩かない
を優先的に気を付けて欲しいとは思います。
あと、日差しが強いので、帽子、サングラス、日焼け止めなどはあった方がいいです。
犯罪以外で、楽しいオアハカの旅行が一気に悪夢と化すのは。
- 食あたり
- 熱中症
食事をする場所には、注意をしてください。
衛生管理状態、人の回転が速い場所など。比較的安心の目安です。
暑さに関しては、2月~5月までは、日中が一番暑い時期です。
日本の蒸し暑さとは違いますが、太陽が照り付ける暑さです。
日差し対策や水分補給など忘れずに。
平和なオアハカで一番怖いのは「うっかり」です

実は、私が関わったスマホや貴重品の紛失の原因1位はこれです。
旅行中は、楽しいけれど普段とちがう状況です。
移動の疲れで判断力や注意力も散漫になりがちです。
例えば、流しのタクシーの中でお財布とカードの入っている財布を落とした。
首から掛けるスマホホルダーから、衝撃でスマホが抜け落ちきづかなかったなど、実際にあった話です。
流しのタクシーを捕まえた場合は、配車番号や運転手名など確認しない事が多いです。
タクシーが行ってしまったあとでは、探す手立てがないです。
バス移動や乗り合いタクシー、スブルバンなども同じです。
これは、運転手が見つける前に、乗客が持って行ってしまうことがほとんどです。「ラッキー。スマホひーろい♪」こんな感じです。
タクシーや公共交通機関を利用する際は、乗車中、降りる前、必ず、貴重品やスマホがあるか確認してください。
日本とちがい、降りる前に確認で少しぐらい時間がかかっても問題ないメキシコです。
焦る必要はないのでこまめに持ち物確認だけはしてください。
失くしたものは戻ってきません。
拾ったものは、警察に届ける習慣のない国だと思ってください。
あと、リュックやバッグなど旅用に新調すると使い慣れない分、持ち物管理がしづらくなることがあります。
ご自身のスタイルに合わせて、旅行中は使いやすいチャック付きを選んでください。
意外と、軽くて薄くてクニャクニャになりチャックの口が大きく広がりやすいものは、引っかかったり、そこから貴重品が滑り落ちたりします。
ATMを利用するとき
バスターミナルや空港・ショッピングモールの備え付けより、銀行備え付けのATM利用をおすすめします。
カード利用時も、うっかりでカードをそのまま受け取らず失くした例もあります。
この場合は、誰かが持って行くというより、自動的に機械に飲み込まれます。
現在は、銀行の備え付けATMでも飲み込まれたカードを取り出してくれる場所は稀です。ご注意ください。
オアハカ名物:教職員組合の座り込み・デモ・道封鎖など
これは、当時国が定めた、教師になるには試験をうけてライセンスを持った人が教師になれる法律を提案した時から始まりました。
その前は、親が教師ならその子供は無条件で先生になれ、また教員資格も売ることが出来たのです。
「俺らの権利を奪うのか?」と大混乱が起きたのが20年前の2006年です。
丁度私がオアハカに移住した年です。当時、大暴れしていたAPPOの思想は、セクション22と呼ばれる教職員組合に引きつがれているようです。
毎年、自分たちの権利の主張、給料アップや支払い要求をするために。ソカロ周辺から数ブロックをテントを張って座り込みデモをします。
最近では、メキシコシティでも同時期に、テント村のような座り込みデモがあります。
教職員関係者の座り込みなので、テントはじゃまだし、いつもの素敵な景観は失われていますが。一般の人がテントの横を歩いていても特に危険はありませんので、ご安心ください。
その他、主要道路の封鎖も多いです。昔から何度も道封鎖されているので、公共交通機関も抜け道を利用しますが、渋滞も多く、いつもより移動時間がかかる場合があります。
ひどいときは、空港前の道を封鎖。
旅行者は、大きな荷物を持って主要道路から約1㎞の道のりを歩く場合もあります。
バスターミナル封鎖の場合は、バスが出ることができずに運行取り消しになることも。
オアハカ~メキシコシティ間の高速道路料金所を封鎖して移動ができない場合もあります。ショッピングモールなども店頭前に座り込み、営業妨害をすることもあります。
そのような事態が発生しやすい5~6月ですが、前情報は直前にならないとわからない場合もあるので注意が必要です。
大体は、7月のゲラゲッツア祭りが始まる前には撤退することが多いです。
その他、知っておくと便利 なこと

足元への注意 街路樹の木の根が成長し、通りがデコボコに突起します。うっかり転んだりしないように足元にも注意しましょう。また、ベビーカーなどある場合は、道が平坦でなく押しにくい場所もあります。
男性からのナンパへの対処 日本人女性は、困った時でも笑顔で返す人が多いのでメキシコ人男性にしつこく言い寄られることもありますが。毅然とした態度で、NOと断りましょう。
大抵、様子のおかしいラリっている人は、酔っぱらいか薬だと思うので完全無視しても失礼には当たりません。嫌なら嫌、はっきりNOを伝えてください。
最後に

いかがでしたか。 オアハカはメキシコの中でも、本当に治安がいい場所です。
ただし、海外であることは忘れずに。気を抜いた結果犯罪に巻き込まれた人もいるのは事実です。
持ち物の管理。
人気のない道を夜歩かない。
人の多い場所ではスリに気を付ける。
海外で気を付けることを普通に守っていたら問題はないと、20年住んで感じています。
逆に、観光客にすごく親切な人も多いです。
本当に親切な人もいれば、親切の顔をして近づきだまそうとする人もいるので、そのあたりの見極めは難しいと思います。
ピストル強盗など無理やりの犯罪は他の地域に比べても少ないイメージです。
スリなどは、気づかれたら逃げていく感じで無理強いはしないと感じます。
初めてのオアハカ訪問、日本でステレオタイプ的に広まっている「メキシコは危ない」というイメージとかけ離れたオアハカです。
ぶえん・びあへっ!(Buen viaje !)












